Q&A

対象分野関係

募集要項の1.趣旨及び対象分野に「Cyber Physical & Social Systems(以下,CPS2)の概念に基づいて,スマート社会実現のための科学技術イノベーションを創出する博士人材」とありますが,私の分野は全く異なっていますので申請対象とならないのでしょうか。
規定概念にとらわれることなく,自己の専攻する分野の特性を生かしつつ,独創性豊かに「スマート社会の創出」を目指す気概やチャレンジ精神を有することに着目するため,全学院・系が対象分野となります。
超スマート社会とは何を意味しているのですか。
第5期科学技術基本計画において,『超スマート社会とは,「必要なもの・サービスを,必要な人に,必要な時に,必要なだけ提供し,社会の様々なニーズにきめ細かに対応でき,あらゆる人が質の高いサービスを受けられ,年齢,性別,地域,言語といった様々な違いを乗り越え,活き活きと快適に暮らすことのできる社会」』と定義され,社会的課題を解決できる社会を目指すものです。

申請資格関係

指導教員の異動に伴って,他大学から東工大の博士後期課程の2年次相当に転入学したのですが,申請対象となるでしょうか。
本フェローシップ事業は,いわゆる「新入生」を対象としていますので,対象外となります。
現在つばめ博士奨学金を受給しているのですが,申請資格がないのでしょうか。
申請資格はありますが,本フェローシップと併せて受給することはできませんので,本フェローシップを受給することを希望する場合は,つばめ博士奨学金の受給を「辞退」いただくこととなります。その場合の手続きのタイミングはフェローシップ学生の採択決定された後で構いません。
既につばめ博士奨学金奨学生の内定をもらっていますが,申請資格がないのでしょうか。
つばめ博士奨学金奨学生を「辞退」いただくこととなります。
現在,民間奨学財団から奨学金を受給しているのですが,申請資格がないのでしょうか。
受給されている奨学金の民間奨学財団の定めにより他の奨学金の受給を制限している場合は,本フェローシップの申請資格はありません。
ただし,奨学財団の中では,他の奨学金との併給は制限しないが,奨学財団の奨学金を減額して支給するところもあるようです。この場合は,本フェローシップの申請資格があることとなります。
奨学金の支給機関の奨学財団等のルールをよくお調べください。
現在民間奨学財団に奨学金を“申請中で現在採否結果が届いていない”のですが,フェローシップの申請資格はありますでしょうか。
“大学推薦”により申請中の場合は,残念ですがフェローシップの申請資格はありません。ただし、“大学推薦”ではなく、直接応募(個人応募)により申請中の場合は、フェローシップの申請は妨げませんが、その奨学財団等が他の奨学金の受給を制限している場合は、双方に採択されたときにはどちらかを辞退する必要が出てきますので、その奨学財団等のルールをよくお調べください。
学習奨励費を受給しているのですが,申請資格がないのでしょうか。
学習奨励費との併給は可能です。
社会人ですが,応募資格はありますか。
社会人として応募資格はありますが,所属する企業等から生活費相当額として十分な水準(年額240万円以上を基準とする)で,給与または役員報酬等の安定的な収入を得ていると認められる場合は申請できません。

応募について,年齢制限はありますか。
年齢制限はありません。ただし、文部科学省から博士後期課程修了後のポストの確保・接続に向けた取り組みを含めた優秀な博士人材のキャリアパスの確立を目指す本事業の趣旨に鑑みて、適切に学生を選抜するように求められているところです。


フェローシップの選考に一度落ちてしまった場合、次回再応募はできますでしょうか。
残念ながら応募は1回のみとなりますので再応募はできません。



入学時点では申請資格を満たさなかったものの在学中に申請資格を満たした場合、申請が可能になる等の配慮はありますでしょうか。
応募できるタイミングは後期博士課程への入進学時のみとなりますので、入学後に申請資格を満たしたとしてもその後のフェローシップ募集には応募できません。
家庭の事情により一定の期間「休学」の予定がありますが,フェローシップ学生が取り消されるのでしょうか。
自己都合による休学した場合は,フェローシップ学生として資格を喪失することとなります。ただし,例えば出産,育児,傷病又は介護等やむを得ない事情により研究継続が困難となったと認められる場合は,休学期間中は支給を中断し,復学後に再開することがあります。
事前に高度人材育成博士フェローシップ事務にご相談ください。
教育院の応募(併願)を考えていますが、同時に応募することはできますか。
教育院と同時に応募いただくことは可能です。

研究専念支援金関係

研究専念支援金の振り込みはいつですか。
毎月21日を支給定日としています。ただし,支給定日が休業日(日曜日,土曜日又は国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に定める休日をいう。)にあたるときは,その日の前日以前で直近の休業日でない日となります。
なお,フェローシップ学生の審査・決定するまでの間の要した月数分をまとめて支給することとなりますので,ご注意ください。
フェローシップ学生として研究専念支援金を受給している間は,いわゆるアルバイトを行うことは禁止となるのでしょうか。
東京工業大学学生アシスタント取扱要項に定められるリサーチ・アシスタント(RA)やティーチング・アシスタント(TA)をはじめ,いわゆる学生アルバイトの実施を妨げるものではありません。ただし,本フェローシップ事業の趣旨を踏まえ,研究活動に影響のない範囲内で行ってください。(アルバイト等でも安定的な収入(年額240万円以上を基準とする)を得ている場合は資格を喪失します。)

母国に帰国するなど長期にわたって日本を離れる場合、研究支援金の支給に影響はありますか。
留学生が一時帰国して日本国内に完全に不在となる月がある場合には、その月に係る研究専念支援金を支給することができなくなりましたのでご注意ください。(以下【例】を参照)
【例】
1)帰国期間:4月15日~6月15日
2)帰国期間:5月2日~6月15日
3)帰国期間:5月2日~5月31日
1)の場合、5月は全日帰国されているため5月の研究専念支援金は支給されません。
2), 3)の場合は、全日帰国の月がありませんので通常どおり支給されます。

今後、完全に日本国内に不在となる月がある一時帰国を予定されている場合、又は、全日帰国の月がない予定で一時帰国していたところ事情により日本への戻りが延期となり、結果として完全に日本国内に不在となる月が生じる可能性がある場合には、当事務に早めにご相談、ご連絡ください。
フェローシップの研究専念支援金について、年末調整は必要でしょうか。
フェローシップで支給されている研究専念支援金は税法上「雑所得」に該当します。「雑所得」は年末調整では処理できないためフェローシップの研究専念支援金についてはご自身で確定申告をしていただく必要があります。毎年、確定申告の時期(2月中旬から3月中旬)が近づきましたら、申告手順についてZoomセッションを行いますので、確定申告についてわからないところがありましたらこのセッションにご参加願います。

研究費関係

ある財団の研究助成制度の応募を考えています。採択となった場合,フェローシップの研究費を引き続き受給することは可能でしょうか。
当該財団の研究助成制度において,併給を禁止しているものでなければ可能です。
研究費はどのように配当され,どのように管理することとなるのでしょうか。
詳細は採択後フェローシップ学生とその指導教員にお知らせする予定です。

フェローシップ学生の義務関係

日本学術振興会(JSPS)の特別研究員(DC2)に応募をすることが義務付けられていますが,応募した結果,特別研究員に採用されなかったらフェローシップの支給が打ち切られるのでしょうか。
特別研究員に採用されなかった場合は,そのままフェローシップ学生としてフェローシップを受給できます。
逆に特別研究員に採用となった場合は,国費の重複受給ができないため,フェローシップ学生を辞退いただくこととなります。
「日本学術振興会の特別研究員DC2の応募すること」が義務になっているが、いつ応募することが想定されているのですか?
フェローシップ採用後、最も近い時期のDC2募集で応募してください。
「研究活動を踏まえた研究活動に専念すること(研究活動の評価に際して申請時の研究計画を参考に研究進捗状況を評価する)」とありますが、どのような方法で評価するのですか?
研究業績を業績報告書としてまとめ、定期的にフェローシップ委員会に提出していただきますので、その報告書に基づいて評価します。
教育と研究の業績報告書を定期的に委員会に提出することになりますが、その提出時期やフォーマットなどは決まっているのでしょうか?
業務報告書等の詳細については採用後に開催される説明会でご案内いたします。
「本フェローシップの指定する研究会やセミナー等に参加すること」とありますが、どのような内容か?
現時点では、以下の3つの内容を想定しています。
・所属する学院が指定する研究会やセミナー等に博士在学中に1回以上参加すること
・所属する学院が指定するアカデミックプレゼンテーション関係の教育プログラムに博士在学中に1回以上参加すること
・基礎研究機構の若手助教との懇談会に博士在学中に1回以上参加すること(検討中)
説明会時にお渡しする資料に学院・コース毎の学修プログラム情報を掲載していますのでご確認ください。なお,具体的な研究会・セミナー情報については,所属している学院のフェローシップ委員の先生,または指導教員の先生にご相談ください。
「博士後期課程対応の「データサイエンス・AI特別専門学修プログラム」を履修すること」とあるが具体的にはどのような内容か?
博士後期課程用(600番台科目)に拡張した「データサイエンス・AI特別専門学修プログラム」を博士在学中に履修することを想定しています。データサイエンス・AI特別プログラム(http://www.dsai.titech.ac.jp)のホームページで内容,全科目を確認することができます。
「修士課程以下の学生のための研究会やセミナー等を年1回以上開催し発表すること」とあるが具体的にはどのような内容か?
所属する研究室や系・コースで開催される研究会やセミナー等において修士以下の学生向けの研究紹介を年1回以上実施することを想定しています。
「本フェローシップが指定するキャリアパス支援の教育プログラムを履修すること」とあるが、具体的になはどのような内容か。
現時点では、以下の3つの内容を想定しています。
・Dr’s K-meet、学院が指定するキャリアフォーラムのうち少なくとも一つに博士在学中に1回以上参加すること
・所属する学院が指定するインターンシップ関係の教育プログラムに参加すること
・博士後期課程用(600番台)キャリア科目、「実践AIデータサイエンスA~C」(キャリア科目)のいずれかを1単位以上履修すること

説明会時にお渡しする資料に学院・コース毎の情報を掲載していますのでご確認ください。なお,具体的な情報については,所属している学院のフェローシップ委員の先生,または指導教員の先生にご相談ください。
フェローシップ学修プログラムとして履修した博士後期課程用 600 番台の特別専門学修プログラム 科目やアカデミックライティング科目,キャリア科目等は卒業要件の単位数として含んでもよいでしょうか。
フェローシップ学修プログラムとして履修した博士課程後期(600 番台)の科目単位は,卒業要件の単位数に含めることができます。
「メンターによる研究支援とキャリアパス支援のための面談を定期的に受けること」とあるが具体的にはどのような内容か?
フェローシップ申請書に書かれた研究計画の進捗について,主および副アカデミック・アドバイザー教員との面談を年2回以上実施することを想定しています。本学在籍の学生については,自身のアカデミック・アドバイザー・副アドバイザーは教務Webシステム(学修ポートフォリオ)から調べることができます。
途中で日本学術振興会への採用が決まりフェローシップを途中で辞退する場合、支援学生への義務に関してどのような扱いになりますか。
「フェローシップガイド」に途中時期での達成目安を記載していますのでご確認ください。フェローシップを途中で辞退する場合に、その目安に対して不十分であると考えられる場合はフェローシップ辞退以降も義務の実施をお願いする場合があります。

アカデミックアドバイザー(AA)との面談は主 AA および副 AA と別々に行うのでしょうか。
主 AA と副 AA の方との面談を年 2 回以上お願いしていますが、面談は両 AA の方と一緒に(3人で)お願いしています。そのうえで、面談報告書は主 AA の先生からご提出いただきます。なお、主および副 AA は、アカデミックアドバイザー制度(https://www.titech.ac.jp/student/students/counseling/academic-adviser) においてすでに皆様に割り当てられており、教務 Web で確認できます。
学修プログラムの英語プレゼンテーション教育では、英語プレゼンテーション・ライティング関係 の科目を履修することが求められていますが、各学院・系・コース用に設けられた英語プレゼンテーショ ン科目がない場合は、どのようにしたらいいでしょうか。
英語での中間発表など各学院で定めている科目履修以外の取り組みを実施するか、以下にある全学院共通の英語プレゼンテーション科目の履修をご検討ください。
テクニカルライティング(Technical Writing) LAC.C657
テクニカルディスカッション(Technical Discussion) LAC.C651
セミナー, 研究会等イベントの参加報告書(様式2)を提出する場合、そのイベントがZoom開催の場合など、イベント責任者の署名をもらうのが難しい場合はどのようにしたらいいでしょうか。
その場合は、指導教員の先生に署名をいただいてください。その際には、そのイベントについて簡単に報告をお願いいたします。学生からの報告を受けたという意味での指導教員の署名になります。
論文の謝辞の記載はどのようにすればいいですか。
以下の例を参考にしてください。
(例)
【英文】:This work was supported by JST, the establishment of university fellowships towards the creation of science technology innovation, Grant Number JPMJFS2112.
【和文】:本研究はJST 科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業JPMJFS2112の支援を受けたものです。

日本学生支援機構(JASSO)業績優秀者返還免除制度

2023年度以降に第一種奨学生として採用された場合,奨学金の貸与を受けながらフェローシップの支援を重複して受けることはできますか。
第一種奨学金の貸与と重複してフェローシップの支援を受けることは可能です。ただしこの場合は優れた業績を挙げた場合であっても業績優秀者返還免除の認定は受けられないため、その申請はできません。

2022年度までに第一種奨学生として貸与を受けていますが,2023年度4月以降にフェローシップの支援を受けることになりました。この場合,業績優秀者返還免除の申請は可能ですか。
フェローシップと業績優秀者返還免除を併せて利用することができないのは2023年度4月以降に第一種奨学生として採用された者になりますので,2022年度までに第一種奨学生として採用された場合はフェローシップの支援を受けている場合でも申請は可能です。
フェローシップの支援を受けていましたが,2022年度までに支援が終了しました。2023年度4月以降に第一種奨学生に採用された場合,業績優秀者返還免除の申請はできますか。
博士課程在学中にフェローシップの支援を受けた場合は,事業の支援期間と第一種奨学金の貸与期間が重複していない場合であっても,業績優秀者返還免除の認定は受けられません。したがって第一種奨学金の貸与を受ける前にフェローシップの支援が終了した場合でも申請はできません。

その他事項

留学生で日本語を勉強中です。本フェローシップの申請書を「英語」で作成しても良いでしょうか。
結構です。日・英どちらでも申請を受け付けます。
フェローシップ学生の義務など,もう少し詳しく説明を受けたいと思いますが,フェローシップ学生となった者を対象とした「説明会」の予定はあるでしょうか。
予定しています。フェローシップ学生となった方には開催案内をお知らせいたします。
博士課程の途中で留学する場合はどうなりますか。
大学を休学せずに留学する場合は、その期間もフェローシップ給付は行われますが、可能な限りフェローシップ学生としての実施項目を行ってください。

フェローシップ学生に採択された際は授業料が全額免除になるとのことですが,不採択となった場合でも授業料免除を希望する場合の手続きはどうなりますか。
フェローシップ学生の採択結果等を勘案し、授業料免除の申請期間内に授業料免除申請の手続きを行ってください。
(参考)大学院生向け授業料等免除制度
https://www.titech.ac.jp/student-support/students/tuition/exemptions

健康保険協会の被扶養者となっていますが,フェローシップが採択されたため扶養から外 れることになります。本学で入れる保険はありますでしょうか。または国民健康保険への加入になりますか
本学とフェローシップ支給対象学生は雇用関係にないため,加入を希望される場合は各自で保険に入っていただくことになります。おそらく「国民健康保険」への加入になりますが,一度お近くの役所にご確認ください。
フェローシップの受給を証明するための受給証明書はいただけますでしょうか。
はい。採択決定後、送付いたします。(お急ぎの場合はご連絡ください)
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